白髪染めへの抵抗を感じている人が多数ですが・・・
おしゃれ染め(ファッションカラー)と
白髪が染め。
お客様とお話をしていると、
どうやら全くの別物と思っている人が多数。
では実際はどうなのか?
というと、
実は基本的なカラーの仕組みは変わりません。
大きく違うのは、
【着色時の色味】です。
そこを少し詳しく説明してみます。
まずその前に、こちらを御覧ください。
こちらを理解している前提でお話します。
ヘアーカラーの仕組み
白髪染めを難しくしているのは、黒髪の存在
白髪染めは、当然ですが白髪がある人向けのカラーです。
しかし白髪がある人の9割以上は、
黒髪も含んだ状態です。
つまり白髪に悩む人の頭には
白髪
と
黒髪
の2種類が混在して、
この真逆の色を同じ色に染め上げる。
これが白髪染めです。
日本人のヘアーカラーには、茶色が必要
そして、日本人のヘアーカラーで
一番自然な染めあがりは
自然な茶色ベースの色味ですね。
真っ赤や真っ青希望の人もいますが、
需要が多いのは茶色ベースのカラーです。
ヘアーカラーの仕組みを理解している人は
わかりやすいと思いますが
染めあがり希望が 自然な茶色 の場合、
白髪→茶色にするには着色が必要
黒髪→茶色にするには脱色が必要
と、同じ茶色にするにも
白髪と黒髪では違う作用が必要なのです。
そこで・・・
イメージしてみてください。
黒髪は脱色すると茶色になります。
白髪は脱色しても、白髪のままです。
次に、着色です。
試しにおしゃれ染用の赤で染めてみたとしましょう。
黒髪を脱色した茶色に→赤で着色→赤系の茶色に
白髪は脱色しても白髪→赤で着色→真っ赤に!!!!
と、こうなります。
ようするに、
白髪を自然な茶色系に染め上げるには、
おしゃれ染めに比べて茶色の成分が大量に必要
なのです。
そして、さらに。
白髪に染まった茶色は色落ちしては困ります。
そこで時間が経っても色落ちしない濃い茶色が必要ということです。
ここがおしゃれ染めと白髪染めの一番の違いです。
そして、この茶色の成分こそが主にはジアミンといわれる成分で、
髪に染まった後に時間がたっても色抜けしない
数少ない成分となります。
が、その反面毒性やアレルギー性が指摘され
敏感肌の人や妊婦さんへの影響が心配される成分でもあります。
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